ジャズのルディ・ゴベア「ボヤン・ボグダノビッチは肝っ玉のすわった男」

2月9日(日本時間10日)のヒューストン・ロケッツ戦で劇的な決勝ブザービーター・3ポイントシュートを決めたユタ・ジャズのボヤン・ボグダノビッチについて、チームメイトたちがコメントした。 彼らのコメントについて『ESPN』のティム・マクマホン記者は以下のようにリポートしている。 この日、ボグダノビッチのシュートは不調で、フィールドゴールを6本中1本しか決めていなかった。しかし、彼は2点リードされて迎えた第4クォーター残り1.6秒からのプレイで、ロケッツのPJ・タッカーとジェームズ・ハーデンに囲まれた苦しい状況から見事なロング3ポイントシュートを成功させた。『Second Spectrum』のデータによると、この状況からボグダノビッチがシュートを決められる確率は12.6%だったそうだ。 しかしタッカーは、ボグダノビッチがシュートした瞬間に「決められた」と感じたそうだ。 この最後のプレイについて、ボグダノビッチは自分にボールを託してくれたクイン・スナイダー・ヘッドコーチに感謝の言葉を述べた。 「チームメイトやコーチは、いつも俺のことを信じてくれる。それが最後のショットに繋がったんだ。俺は1試合を通して調子が悪かったけれど、コーチはラストプレイを俺に託してくれた。それが俺の自信になった」 また、チームメイトたちも口々にボグダノビッチのことを称賛するコメントを出している。 センターのルディ・ゴベアは「彼は肝っ玉のすわった男だ。それ以外に言葉がみつからない。あれは凄いショットだった。あのプレイに関しては、俺のスクリーンアシスト(スクリーンを使って味方のシュートを演出した数字)は記録されないだろうね」と、冗談交じりに語った。 また、エースのドノバン・ミッチェルは「ロケッツはとても良いディフェンスをしたが、素晴らしいオフェンスが素晴らしいディフェンスを凌駕する時もある。ボグダノビッチは、たとえ30本連続でシュートを外していたとしても、ここぞという時にはシュートを決められる。彼はそういう男なんだ」と、ボグダノビッチの勝負強さについてコメントしている。 さらに、先発ポイントガードのマイク・コンリーは「彼は、このチームのベストシューターだ。彼は11月8日(同9日)のミルウォーキー・バックス戦でも決勝のブザービーター・3ポイントシュートを決めている。だから、俺たちは彼のことを信じたし、彼自身も『どんなにシュートが不調な日でも、俺なら決められる』と思ったはずだ」と語った。 『ESPN Stats & Information』によると、今シーズンに入って決勝ブザービーターを2回以上決めているのは、ボグダノビッチただ1人とのことだ。

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