フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のジョエル・エンビードは、フロントコートでコンビを組んでいるアル・ホーフォードとのスペーシングが上手くいっていないと感じているようだ。 『Sixers Wire』で語ったエンビードのコメントについて、『Clutchpoints.com』のアシッシュ・マーサー記者は以下のようにまとめている。 エンビードは、「大したことではないが、フロアのスペーシングに悩まされていると思うことが時々ある。だが、これは俺とホーフォードの問題ではなく、チームの問題だ。ホーフォードは素晴らしいプレイをしていると思う。コートに立っている5人全員が、お互いが上手くプレイできる方法について考えないといけない。だが、俺たちなら、きっとそれができるはずだ」と語った。 シクサーズは、昨夏のフリーエージェントでビッグマンのホーフォードを獲得した一方で、アウトサイドシューターとして大きな役割を担っていたJJ・レディックがニューオーリンズ・ペリカンズに移籍したため、シューター不足とスペーシングの問題を指摘されていた。 今シーズン出場した31試合で、エンビードは1試合平均23.4得点、12.3リバウンド、3.3アシスト、フィールドゴール成功率47.2%、3ポイントシュート成功率32.2%、フリースロー成功率83.7%を記録しているが、得点、リバウンド、アシスト、ブロックの全てにおいて昨シーズンよりも数字を落としている。 シクサーズの中心選手のエンビードとベン・シモンズは2人ともゴール下の得点を武器にしているだけに、スペーシングの問題は大きな課題だ。しかも、シクサーズは、つい先日もチームで4番目に多い1試合平均15得点を記録していたジョシュ・リチャードソンをハムストリングの怪我で欠いたばかりなので、トレードデッドラインまでに補強に動く可能性が十分に考えられる。 エンビードは、左手第4中手骨の外側側副靭帯の断裂を修復手術を受けた関係で、現在は長期離脱中だ。