現地11月8日にユタ・ジャズのホームのビビント・スマートホーム・アリーナで行われたジャズ対ミルウォーキー・バックスの一戦は、ボヤン・ボグダノビッチのブザービーター・3ポイントシュートが決まり、ジャズが103-100で接戦を制した。 ジャズは試合序盤から攻守に渡ってバックスを圧倒し、前半に一時25点差をつける猛攻を見せた。しかし、後半はエースのヤニス・アデトクンボを中心としたバックスのオフェンスが息を吹き返し、第4Q(クォーター)にはこの試合初のリードを奪った(89-88)。 その後、ジャズが再びリードを広げる場面もあったが、試合終盤にバックスが連続得点を決めて100-100の同点とし、残り2.3秒からバックスのクリス・ミドルトンが決勝シュートのチャンスを得たものの、このプレイは痛恨のターンオーバーとなり、残り1.3秒からジャズのボールで試合が再開することとなった。 この最後のプレイで、ベースライン沿いのコーナーでフリーになったボグダノビッチが見事に3ポイントシュートを成功させ、ジャズが劇的な勝利をおさめた。 ジャズは、ボグダノビッチが33得点、5リバウンド、マイク・コンリーが20得点、3リバウンド、3アシストと、今オフの新加入組が活躍したほか、生え抜きのドノバン・ミッチェルが19得点、5リバウンド、6アシスト、ルディ・ゴベアが8得点、17リバウンド、ロイス・オニールが11得点、11リバウンド、3ポイントシュート4本中3本成功と、きっちりと仕事をこなした。 一方のバックスは、前半2得点しか決められなかったアデトクンボが後半の猛攻を牽引し、30得点、13リバウンド、4アシストと気を吐いたが、試合終盤に不用意なファールを連発してファールアウトとなった。バックスでは、そのほかにもミドルトンが26得点、11リバウンド、エリック・ブレッドソーが22得点、8リバウンド、5アシストを記録している。 バックスは2001年10月30日(現地時間)の試合以降ソルトレイクシティでジャズに勝てておらず、この試合でアウェイのジャズ戦を18連敗とした。