「僕らの錨」 新生サンダーの命運を握るポールの“凄み”

オクラホマシティ・サンダーは開幕前にラッセル・ウエストブルックとポール・ジョージの二本柱がチームを去った。新たに加入したクリス・ポールの元でチーム再建に挑んでいるが、ベテラン司令塔は「速くプレイすること」を鍵に挙げている。 現地11月2日にニューオリンズ・ペリカンズと対戦したサンダーは、ポールが15得点、9アシスト、3アシストと攻守でチームを牽引。同じく新加入組のシャイ・ギルジャス・アレキサンダーがチームトップの23得点、さらにベンチスタートのデニス・シュルーダーとダリウス・ベイズリーもそれぞれ17得点を挙げ、115-104で今季2勝目を挙げた。 3年連続でシーズントリプルダブルを達成したウエストブルックが絶対的存在として君臨した昨季までのサンダーは、どちらかと言えば攻撃のチームだった。しかし、今季は6試合を消化した時点で平均104.3得点とリーグ23位。一方で、平均失点(101.8)はリーグ4位と前年の15位から大きく順位を上げている。守備の改善は、オールディフェンシブ1stチーム選出7回のポール加入がやはり大きいだろう。 21歳と伸び盛りのギルジャス・アレキサンダーは、「クリスはクリス。彼は僕らのチームのアンカー(錨)だ」と百戦錬磨のベテランに絶対の信頼を寄せる。 堅守を誇るだけに、2勝4敗の現状から上位を狙うためには得点力アップは不可欠。ポールは攻撃の鍵として「ペースを持ってプレイすること」を挙げる。 「ボールを動かし、スクリーンをセットして、速く動けば、僕らを守るのは難しい。より速くプレイすることで僕らは良いチームになる。若手の運動能力を生かして今日(ペリカンズ戦)のように速く戦えば、僕たちのチャンスが増える」 ポールを中心にどのように再建の道を歩むのか、サンダーにとって重要なシーズンとなる。

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