2017年の夏にラスベガスで開催されたNBAサマーリーグの会場で、レブロン・ジェームズは、当時ロサンゼルス・レイカーズの新人だったロンゾ・ボールがプレーする姿を、一観客としてコートサイドの席で眺めていた。 そしてこの夏、彼はボールのプレーをより間近で見ることができた。 現地10月10日にラスベガスで行われたプレシーズンゲームの対ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で、ジェームズとボールが初めて一緒に先発出場した。 ボールと一緒にプレーした感想を聞かれたジェームズは、「選手が揃って、一緒にプレーできるのは楽しいね」とコメントしている。 この日、彼らのプレータイムは制限される予定だった。特に、ボールにとってはこの試合が今年初めてのプレシーズンゲームの出場だったからだ。ジェームズも、怪我から復帰したばかりの若いボールに過度な期待が掛かることを避けるため、以下のようなアプローチで試合に望んだそうだ。 「彼は、ただバスケットボールをプレーすればいいんだ。彼はバスケットボールの試合運びを心得ているからね。」 ジェームズがウォリアーズと対戦したのは、昨シーズンのNBAファイナル以来だ。当時、クリーブランド・キャバリアーズでプレーしていたジェームズは、NBAファイナルでウォリアーズにスウィープされている。だが彼は、今オフに移籍したレイカーズと王者ウォリアーズとの対戦が『カリフォルニア州のライバルチーム対決』という扱いになることに否定的だ。 この日の対戦について、ジェームズは「これはあくまでもプレシーズンゲームだ」とだけコメントしている。