2019年のNBAドラフトで上位指名されなかったボル・ボルだが、彼を指名したデンバー・ナゲッツは彼のポテンシャルを高く評価している。この19歳のビッグマンがドラフト2巡目中頃にまで落ちてきた時、ナゲッツは迷わず彼を指名した。 ナゲッツの戦略・分析部門の副代表を務めるトミー・バルセティス氏はNuggets.comのインタビューで「ドラフト2巡目44位でボルを指名できた時は、思わず笑ってしまいそうなぐらい大喜びしたよ。彼は才能溢れる選手であり、人間としても素晴らしい。我々は彼のことを高く評価しているんだ。だから、彼があんな順位にまで落ちてきたのは本当にショッキングだったよ」とコメントしている。 ボルは、NBAで12年間プレーし、ブロック王に2度輝いているマヌート・ボルの息子だ。マヌートは231cmという長身で話題となったが、息子のボルも身長が219cmでウィングスパンが231cmという恵まれたサイズを持っている。 ボルはオレゴン大で1シーズンだけプレーして2019年のNBAドラフトにエントリーした。左足の疲労骨折により大学1年目のシーズンを早々に終えるまで、彼は1試合平均21得点、9.6リバウンド、2.7ブロックと攻守両面でフロアを支配していた。オフェンス面での彼の持ち味は3ポイントシュートだ。大学時代、彼は52%という高確率で3ポイントシュートを決めていた。 このシュート力に加え、ブロックショットも得意なボルは、2WAYセンターとして大きく成長する可能性を秘めている。 オフシーズンのトレーニングや、2019-20シーズンを迎える意気込みについて、ボルは以下のように語っている。 1:ルーキー・シーズンを迎えるにあたり、今夏に重点的にトレーニングしたことは? 強い体を手に入れることと、健康な状態を維持すること、そして、ナゲッツのシステムやプレーを学ぶことに重点を置きました。 2:大学の試合とNBAで、どのような違いがあると思いますか? NBA選手は体が大きく、早く、力強いのが大きな違いだと思います。 3:あなたは、自分がどんな選手だとファンに伝えますか? 皆さんは私のことを少しは知ってくれていると思いますが、私のパス能力を見たら、きっと多くの人が驚くでしょう。 4:2019-20シーズンに期待することは? 個人的には、自分が健康であることと、NBAのシステムにアジャストできることを証明して、チームをできるだけ手助けしたいと思っています。 チームに関しては、このチームでプレーできることに興奮していますし、このチームは相手にとって厄介な相手だと思っています。昨シーズン、ナゲッツはウェスタン・カンファレンスのセミ・ファイナルに駒を進めましたが、今年はもっと良い成績を残せると思います。 5:ここまでのデンバーの印象は? 本当に気に入っています。デンバーは、美しくて綺麗な街ですし、人々もとてもフレンドリーです。私は、ここでの暮らしを満喫しています。