8月12日に千葉ポートアリーナで行われたニュージーランド代表との親善試合で、今年のNBAドラフト1巡目9位でワシントン・ウィザーズに指名された八村塁が35得点を記録した。 八村は、NBAドラフトで1巡目指名された初めての日本人選手だ。 ゴンザガ大出身で、今夏のNBAサマーリーグでも活躍した八村は、日本代表チームの中でも突出した存在だった。 試合後、八村は「チームが良い立ち上がりをしたおかげで、あとは上手くいった。私は、このチームを引っ張っていきたい。この親善試合のために帰国できたことを嬉しく思っている」とコメントしている。 前半だけで22得点を記録した八村は、試合会場を訪れていたデトロイト・ピストンズのドウェイン・ケイシーHC(ヘッドコーチ)も驚かせたようだ。 コーチ向けクリニックと日本代表の試合観戦のために来日していたケイシーHCは、共同通信の取材に対して「八村はNBAの過酷な世界でも活躍できる選手になるだろう。彼はNBAでも通用する体を既に持っている。これから、彼は3ポイントシュートも武器に加えることが必要になるだろう。それが現代のNBAの潮流だからだ。彼は熱心に練習できる良い選手だ」とコメントしている。 メンフィス・グリズリーズの渡邊雄太は足首の捻挫によりこの試合を欠場している。 日本代表のFIBAワールドカップ初戦は9月1日のトルコ代表戦だ。その後、彼らはチェコ代表とアメリカ代表の2チームと試合する。このグループからは、上位2チームが第2ラウンドに進出できる。