『ESPN』に所属するエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が、母校であるセント・ボナベンチャー大学の男子バスケットボールチームのGM(ジェネラルマネージャー)に就任することに合意したようだ。今回の件によって、ウォジナロウスキー記者は『ESPN』を離れることとなる。 これまでNBAのインサイダー情報を多数取り扱ってきたウォジナロウスキー記者だが、近年は同校の資金調達役を務めるなど、チームとのつながりが強くなっていた。 「学生アスリート、コーチ、そして教育機関への奉仕という役割で、大好きな大学やコミュニティに戻れることにワクワクしている。私はバスケットボール・プログラムに多くの価値をもたらし、プロとして、また個人的にも、若者たちの未来の扉を開くことができると期待している」 55歳のウォジナロウスキー記者は2017年から『ESPN』に所属。それ以前は『Yahoo Sports』や『The Record of Bergen County』でも活躍していた。 近年、カレッジバスケ界では選手の入れ替わりが激しいため、GMの重要度が増している。主な役割として、名前や肖像などの権利の取りまとめ、リクルート、コーチのサポートなどがある。 セント・ボナベンチャー大学のアスレチックディレクターを務めるボブ・ベレッタは、「ジャーナリストとして傑出した存在である彼が、母校をサポートするために下した今回の決断は、彼のボナ(大学の愛称)に対する愛情と情熱の証」と、ウォジナロウスキー記者の決断に対して敬意を示した。 ウォジナロウスキー記者は、「私は『ESPN』とニュース業界から引退することを決めた」と明かしたように、今後は新たな役割に集中するつもりであることを明かしている。 これまで選手の移籍情報をはじめとしたNBAのインサイダー情報をSNSで積極的に発信し、Xは656.8万ものフォロワーを抱えていた。ウォジナロウスキー記者の引退に、多くのNBAファンがSNSで反応を示している。