日本時間6月28日(現地27日)、ロサンゼルス・レイカーズはNBAドラフト2024の2巡目55位でブロニー・ジェームズ(サザンカリフォルニア大学)を指名した。親子同時に同じチームに所属するのは史上初だ。 19歳のブロニーは昨季、平均19.4分プレイして、4.8点、2.8リバウンド、2.1アシストを記録。心停止から復帰するまでに約5か月の欠場を強いられたが、ディフェンスのインテンシティや身体能力など随所に持ち味を発揮していた。また、シカゴで行われたNBAドラフトコンバインでは、アジリティのドリルで好成績を収め、3ポイントシュートのドリルではトップクラスの成績を収めている。 2巡目の指名が行われていた序盤には、『ESPN』のスタジオで行なわれたNBAドラフト2024の中継にゲスト出演していたボブ・マイヤーズ(元ゴールデンステイト・ウォリアーズGM)が、「(ジェームズ親子の代理人である)リッチ・ポールが、『ブロニー・ジェームズを指名するな。もし指名したらオーストラリアに行くだろう』って各チームに電話していた」と明かしていた。 同じくゲスト出演していたスティーブン・A・スミスはブロニーが指名された後、「彼は若く、選手としてすぐに結果を出すことはまだ期待されていない。ただ最もエキサイティングなのは、今年で40歳になろうというレブロン・ジェームズがこれまで以上にやる気になるだろうということだ」と、レブロンへの影響を語っている。 レブロンは最終年となる来季契約(5140万ドル)を破棄して無制限のフリーエージェントとなる見込みだが、レイカーズは3年1億6200万ドルのMAX契約で引き留める意向だという。 なお、レイカーズのアンソニー・デイビスは『ESPN』のインタビューで、チームがブロニーをターゲットにしていることを支持していると語っていた。 「ブロニーについてひとつ言えるのは、僕が見聞きした限り、彼は自分の道を切り開きたいと思っていて、“レブロン・ジェームズの息子”って見られたくないと思っている。そのような考え方を持ち、自分の道を切り開こうとするのは良いと思う。どうなるかは分からないけど、彼がチームに入ってプレイするかもね」