日本時間6月13日(現地12日)、NBAファイナル2024の第3戦が行なわれ、ボストン・セルティックスがホームのダラス・マーベリックスを106-99で破った。セルティックスは3連勝とし、球団史上18度目となる優勝に王手をかけた。 セルティックスは今季のポストシーズン10連勝、敵地でも7戦全勝と、圧倒的な強さを見せつけている。クリスタプス・ポルジンギスを欠いた第3戦は、試合残り約11分で21点のリードを奪いながら終盤に22-2のランを見せたマーベリックスの猛追を許したものの、最後は逃げ切った。 31点を挙げたジェイソン・テイタムは、「バスケットボールの試合は失点がつきもの。予想通りにはいかない。チャンピオンになりたければ、そういう状況に強くならなければならない」と、窮地を耐え抜くチームの底力が大切だと振り返った。また、ジェイレン・ブラウンはテイタムに次ぐ30点に加えて、8リバウンド、8アシストをマークしている。 マーベリックスはルカ・ドンチッチが試合残り4分12秒、6つ目のファウルで退場。カイリー・アービングも奮闘したものの一歩及ばず。対セルティックス戦13連敗となった。ドンチッチは「勝つチャンスはあった。惜しかったけど決められなかった。コートに立っていたかった」と最終盤でチームをサポートできなかったことを悔やんだ。 なお、プレイオフでは過去に述べ156チームが0勝3敗となり、そこから逆転してシリーズに勝利した例は一度もない。セルティックスが2008年以来となる優勝まであと1勝と迫ったが、ジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)は選手たちに最後まで油断しないことを求めた。 「我々は彼らよりも弱いとは言わないまでも、同じくらいだと理解しなければならない。自分が弱く、背水の陣だと理解すれば戦わなければならない。これこそが、我々が持たなければならないマインドセットなんだ」 第4戦は6月15日(土)、再びダラスで行なわれる。