フェニックス・サンズは日本時間4月27日(現地26日)、本拠地で行われたミネソタ・ティンバーウルブズとのプレイオフ1回戦第3戦で109-126と敗れ、崖っぷちに立たされた。ケビン・デュラントら主力選手たちは危機感を募らせている。『ESPN』のバクスター・ホルムズ記者が伝えた。 レギュラーシーズン49勝33敗でウェストの第6シードを獲得したサンズは、プレイオフ1回戦で同3位(56勝26敗)のウルブズと対戦。2連敗を喫してホームに場所を移しての第3戦、ブラッドリー・ビールが28得点、デュラントが25得点、デビン・ブッカーが23得点、8アシストとビッグ3が奮闘したが、相手エースのアンソニー・エドワーズに36得点を許すなど、一度もリードを奪えずに最大24点差をつけられて敗れた。 点差をつけられると、第3クォーター途中に帰路に着くファンも散見され、本拠地フットプリント・センターのファンからブーイングが飛ぶシーンもあった。 デュラントは「ファンは俺たちに多くを期待し、(試合を見るために)苦労して稼いだお金を払っている。自分たちがしたいと思った反応をするのが当然だ。ブーイングを燃料にできるかは俺たち選手に懸かっている。次の試合に向けて奮い立たせるきっかけにしたい」と話し、自分たちが奮起するために起爆剤にしなければいけないと意気込んだ。 NBAのプレイオフ史上、0-3から逆転突破したチームはない。ビールは「人生でスウィープ(4連敗)されたことはない。もしそうなったらとんでもない事態だ」と語れば、ブッカーも「誰もやってのけたことがない。エキサイティングだ」と全く諦めていない。 対峙するウルブズに2004年以来のプレイオフシリーズ突破へ王手をかけられているサンズだが、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は「このグループはシーズンが終わることを望んでいない」と語り、選手たちとともに“奇跡の巻き返し”を見据えていた。