日本時間3月25日(現地24日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地でミネソタ・ティンバーウルブズと対戦し、110-114と4点差で敗れた。この試合、ステフィン・カリーはゲームハイの31点を挙げたものの、30分の出場にとどまっている。 特に第3クォーター残り4分から第4クォーター残り6分まで、約11分もの間カリーはベンチに座っていた。カリーがコートにいる間チームは+6だったものの、不在の間は-10。それでもカリー出番を制限したことについて、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は次のように語っている。 「毎試合ステフだけに頼るわけにはいかない。15年間もフランチャイズの重圧を背負わせてきた。35分も出場させるわけにはいかない。もし32分ではなく30分のプレイタイムだったことが勝敗の分かれ目だと言うなら、それはまったく異なる。我々は試合に勝ちに行っている。そして、彼をフレッシュな状態に保つことも目標としているんだ」 先週末のインディアナ・ペイサーズ戦、ウォリアーズが苦戦した一戦でカリーは35分出場し、第4クォーターはフル出場していた。 「インディアナ戦では第4クォーターでフル出場したけど上手くいかなかったし、(出場時間を抑えた)今回も上手くいかなかった。どこか妥協点を見つけないと」とカリーは振り返っている。 またカリーは、「自分たちが思っても無かった順位表の方に近づいているから、すべての試合が重要になってくる。誰も白旗を振ってあきらめるつもりはない。もし勝つためにより多くプレイすることが必要というなら、その準備はできている」と、長時間出場も辞さない覚悟を示した。 約2週間前にはプレイイン・トーナメントを回避できる第6シードの確保も見えていたウォリアーズだが、現時点ではウェスト10位に落ち着いている。さらに11位のヒューストン・ロケッツが8連勝中と絶好調で、わずか1ゲーム差にまで迫っているのだ。 直近4戦で3敗と負け越しているウォリアーズは、残り12試合のうち8試合がアウェイと苦しいスケジュールとなっている。格上との対戦は少ないのが幸いだが、ロケッツが猛追するなか、勝利を取りこぼすことなくポストシーズン行きを決めることができるか。