好調のロサンゼルス・レイカーズを牽引するディアンジェロ・ラッセルだが、デンバー・ナゲッツと対戦した昨季のプレイオフ・カンファレンス決勝では平均6.3点、2.0リバウンド、3.5アシストと極度のスランプに苦しんだ。それゆえ出場機会も限定的となってしまい、ラッセルとダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)の関係も決して良好ではなかったという。 『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者はラッセルの特集記事のなかで、当時の確執についてレポートしている。またインタビューに応じたラッセルは、当時チームメイトだったデニス・シュルーダー(現ブルックリン・ネッツ)とハムHCの関係性が自身にとって苦しいものだったことを明かした。 ラッセルは、「彼(シュルーダー)とダービンの関係が、僕とダービンとの間で関係を築けなかった理由なんだ」とコメント。シュルーダーとハムHCは約10年前にアトランタ・ホークスに在籍していた時期があり、その頃からの仲であったとラッセルは把握していたという。 そうしてシュルーダーが重用されていく一方、ラッセルは自身のスランプもあって出番を失っていく。 「調子が悪い時、コーチの所に行って『こうしたらいいと思うんだ。何か自分に手伝えることがあると思う』と言えたはずだったけど、会話をしなかった。そうした状況を受け入れてしまったんだ。それでチームはスウィープされた」 ただし、現在もチームに残っているのはラッセルだ。今季中盤もトレードの噂が絶えなかったものの結局フロントは動かず。レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスらとともに1月中旬以降は不動の先発PGとして起用されているのは、ハムHCの信頼がある証拠とも言える。 堂々としたプレイでレイカーズを牽引するラッセルは、ポストシーズンで昨季のリベンジを果たせるか。