コービー・ホワイトのMIP受賞を名手クリス・ポールが推奨「ボールハンドリングが格段に良くなった」

2023-24シーズンのNBAも残り約20試合となり、個人アウォードの行方に注目が集まる。シーズンMVPとともに混戦なのが最も成長した選手に与えられるMIP賞で、19年目の大ベテランである38歳クリス・ポール(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は、5年目のコービー・ホワイト(シカゴ・ブルズ)を推している。『The Athletic』が伝えた。 最も成長した選手に与えられるMIP賞の最右翼は、フィラデルフィア・76ers(シクサーズ/イースト7位の35勝28敗)のタイリース・マクシーだ。2020年のドラフト全体21位指名を受けた23歳は4年目の今季、55試合に出場してリーグ14位の平均26.0得点、6.3アシストを記録。昨季MVPの大黒柱ジョエル・エンビードに次ぐオプションに成長し、オールスターにも初出場した。 対するのはイースト9位(31勝33敗)のブルズに所属するホワイトだ。2019年のドラフト全体7位で指名された24歳のガードは、5年目の今季初めてシーズンを通してレギュラーとしてプレイしており、63試合に出場して自己ベストの平均19.7得点、4.8リバウンド、5.3アシスト、3ポイント成功率39.2%の好成績を残している。 リーグを知り尽くすポールは、「彼(ホワイト)が獲得すべきだと思う。たまにではなくて、毎晩あのプレイを見せているんだからね。それがリーグの中で尊敬を集めることになるんだ」と、ホワイトのMIP受賞を強く推す。 「ボールハンドリングが(昨季よりも)格段に良くなった。日頃から言っているけど、努力することで自信がついてくる。AAU出身者とは長い付き合いだから、僕は彼らの兄貴的存在でもあるんだ」 その他には、オクラホマシティ・サンダーの2年目ジェイレン・ウィリアムズ(平均19.2得点、4.5アシスト)、ヒューストン・ロケッツの3年目アルペラン・シェングン(平均21.2得点、9.4リバウンド、5.0アシスト)、ゴールデンステイト・ウォリアーズの3年目ジョナサン・クミンガ(平均15.7得点、4.8リバウンド)、アトランタ・ホークスの3年目ジェイレン・ジョンソン(平均15.7得点、8.6リバウンド、3.4アシスト)などが候補と目されている。果たして、ホワイトはMIPの勲章を手にすることができるだろうか。

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