サンアントニオ・スパーズは日本時間2月24日(現地23日)、敵地クリプトドットコム・アリーナで行われたロサンゼルス・レイカーズ戦で118-123と敗れた。そのなかで、大型新人のビクター・ウェンバンヤマが記録を打ち立てている。 昨年12月16日(同15日)のレイカーズ戦で連敗を18で止めたスパーズだが、この日は最大18点差を許す苦しい展開。新エースのウェンバンヤマは31分間の出場で27得点(フィールドゴール7/16、3ポイント3/8、フリースロー10/11)、10リバウンド、8アシスト、5スティール、5ブロックを記録するも、チームは118-123で敗れ、今季46敗目(11勝)を喫した。 『ESPN』のアンドリュー・ロペス記者によれば、ブロックが公式記録となった1973-74シーズン以来、ルーキーで5部門において「5」以上の数値を残したのは2001年のジャマール・ティンズリー(当時インディアナ・ペイサーズ)以来2人目。NBAの歴史で見ても、2019年のユスフ・ヌルキッチ(現フェニックス・サンズ)以来史上15人目で、20歳での達成は最年少となる。 この日30得点、7リバウンド、9アシストを記録したレイカーズのレブロン・ジェームズは、今季51試合に出場して平均20.6得点、10.1リバウンド、3.3アシスト、1.3スティール、3.3ブロックという成績を残しているウェンバンヤマに関して、「彼には天井がない。キャリアでやりたいことは何でもできる」と称えた。 しかし、ウェンバンヤマは「彼(マイケル・ジョーダン)は勝利の中でそれを達成したのかい? 僕にとってはこの記録は二の次。いいパフォーマンスだとは思うけど、今日は負けに満足できない」と敗戦により快挙を喜ばず。「リーグ最高のコンビの1つ(レブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビス)との対戦はチャレンジングだったけど、この形でプレイすれば多くのチームに勝てると思う」と、勝利のためのプレイにフォーカスしていた。