ロサンゼルス・レイカーズは、ブルックリン・ネッツからトロント・ラプターズへトレードされ、その後ウェイブ(保有権放棄)となったスペンサー・ディンウィディーの獲得がほぼ当確となったようだ。『ESPN』のデイブ・マクマナマン記者が伝えている。 2014年のドラフト2巡目全体38位でNBA入りしたディンウィディは、これまでデトロイト・ピストンズ、ブルックリン・ネッツ、ワシントン・ウィザーズ、ダラス・マーベリックスを経て、2023年2月にネッツへ復帰。今季は48試合に出場して平均12.6得点、3.3リバウンド、6.0アシストをマークしていたなか、日本時間2月9日(現地8日)にデニス・シュルーダーとサディアス・ヤングとのトレードでラプラーズに放出された。 その後、ラプターズからウェイブ(保有権放棄)となっていたが、48時間が経過し、無制限フリーエージェント(FA)に切り替われば、レイカーズはディンウィディと契約する予定だという。 ロサンゼルス出身のディンウィディにとっては地元凱旋。2月10日(同9日)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦を観戦し、試合後にはレイカーズのロッカールームも訪れたとされる。 大黒柱の39歳レブロン・ジェームズは、「プレイメイキング、もう1人のハンドボーラー、もう1人のショットメイカー…。そんな能力を備えたベテランが加われは、それはいつだってチームの助けになる」とコメント。二枚看板の一角を担うアンソニー・デイビスも、「彼は(身長196cm)とサイズのあるガードだ。ショットメイカーであり、プレイメイカーであり、ブルックリンやダラスでビッグプレイを見せてきたのを知っている。このリーグで評判を確立しているベテランだ」と、ディンウィディの評価は高い。 ディンウィディとネッツで共闘したディアンジェロ・ラッセルも、「僕は彼のファンなんだ。彼のことはすぐに分かる」と語っている。 マクマナマン記者によれば、ディンウィディの残りのシーズンのサラリーは150万ドル(約2億2000万円)。キャム・レディッシュ、マックス・クリスティーが怪我で離脱している状況だけに、加入となれば選手層に厚みをもたらす補強となるのは間違いない。