パスカル・シアカムが絡むトレードでインディアナ・ペイサーズからトロント・ラプターズへ移籍したばかりのブルース・ブラウンだが、今度はニューヨーク・ニックスが獲得に興味を示しているとの噂がある。 日本時間1月21日(現地20日)、ニューヨークでラプターズ対ニックス戦があった際、『New York Post』のジャレッド・シュワルツ記者にその件を問われたブラウンは、移籍について前向きとも取れる発言をしている。 「僕は攻守でハードにプレイする。(ニックスHCのトム・シボドーに)必要とされることは何でもできるよ。自分は本当にハードにプレイするから、彼が好きなタイプの選手だろうね」 昨季ブラウンはデンバー・ナゲッツの優勝に貢献し、フリーエージェントとなったオフに厚遇を得てペイサーズへ移籍していた。ニックスも当時からブラウン獲得に興味はあったものの、ミッドレベル例外条項しか提示できなかったのだ。 ラプターズはブラウンを獲得したばかりのため、他の選手を絡めた複数人のトレードはできない(トレードから60日後以降は可能)。ブラウンの年俸は2200万ドルで来季はチームオプション(2300万ドル)となっている。ニックスは今季わずか3試合の出場にとどまり、来季契約もチームオプションとなっているエバン・フォーニエ(今季年俸は1886万ドル)と、300万ドル程度の選手を組み合わせたパッケージであれば条件的にはトレードが可能だ。 無論、ラプターズも他チームからのオファーがあれば検討するはず。いずれにせよ、2月9日(同8日)のトレード期限日までにブラウンに関して何らかの動きがあるかもしれない。