日本時間11月22日(水)正午から、八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズが本拠地のクリプト・ドットコム・アリーナでユタ・ジャズと対戦する。この試合はインシーズン・トーナメントにも該当し、ウェストAグループ1位(3勝0敗)のレイカーズと、同2位(2勝1敗)のジャズによるグループ首位攻防戦だ。 イーストとウェストの各カンファレンスで3つのグループに分かれて争うグループステージでは、5チームで編成されたグループで各チームが4試合を戦う。そして各グループで首位となった6チームと、各グループの2位チームの中で最も戦績が良かった2チームの合計8チームが決勝トーナメントへと進出する。ここまでグループステージ無敗のレイカーズはジャズ戦に勝利すれば、いの一番で決勝トーナメント進出が確定となる。
レイカーズはチームにとってのインシーズン・トーナメント初戦となった、日本時間11日(現地10日)のフェニックスサンズ戦に勝利して以降、5勝1敗と好調だ。その要因に挙げられるのは、昨季からの課題であった3ポイントシュートが決まり始めたことだろう。16日(同15日)のメンフィス・グリズリーズ戦では、球団タイ記録となる22本の3ポイントに成功。サンズ戦の前まで29.6%とリーグワーストだった成功率も、直近6戦は39.9%と劇的に改善されている。レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの2大エースの負担を減らすためには、外からのシュートを安定して決めることがインシーズン・トーナメント含め、今後のレギュラーシーズンで結果を残すためには欠かせない。 八村の復調もチームの勢いを後押ししている。脳震とうプロトコルから復帰後は、平均13.7点、FG成功率60%、3ポイント成功率47.4%と好成績だ。また、課題とされる守備でもすでにテイクチャージ数は自己最多(2回)で、復帰後の7試合中4試合で複数スティールを記録するなど奮闘している。
ジャズは直近8戦で2勝6敗、アウェイでは1勝5敗と低迷しており、ホームで戦うレイカーズにとっては負けられない相手だ。勝利のためには、ジェームズとデイビスを中心にペイント内を攻めていきたい。今季は両選手ともペイント内の平均得点数でリーグトップ10に入っており(デイビス:4位、ジェームズ:9位)、同エリアへのアタックはチーム最大の武器と言える。 対するジャズはリーグ28位というディフェンシブ・レーティング(118.7)に加えて、ペイント内の平均失点数もリーグ22位(52.2)と低迷している。リムプロテクターのウォーカー・ケスラーが怪我で不在となるため、レイカーズとしては守備に難のあるラウリ・マルッカネンとジョン・コリンズにプレッシャーを与え、リズムを作りたいところだ。 今季6勝1敗と結果の出ているホームで1位通過となるか注目だ。 ■ユタ・ジャズ対ロサンゼルス・レイカーズ 日時:日本時間11月22日(水)正午 会場:クリプト・ドットコム・アリーナ