ロサンゼルス・クリッパーズは日本時間11月11日(現地10日)の敵地ダラス・マーベリックス(以下、マブズ)戦で126-144と敗れ、今季ワーストの4連敗を喫した。ジェームズ・ハーデンのトレード加入後はいまだ勝ち星なし(3連敗)だが、選手たちは現状を悲観していないようだ。『ESPN』のティム・マクマホン記者が伝えている。 クリッパーズは11月2日、シクサーズ、オクラホマシティ・サンダーとの3チーム間トレードで大物ガードのハーデンを獲得。カワイ・レナード、ポール・ジョージ、ラッセル・ウェストブルックを含めた豪華カルテットを完成させた。 しかし、ハーデンが移籍後初出場した11月7日のニューヨーク・ニックス戦からチームは3連敗。マブズ戦はレナードが26得点、ハーデンとウェストブルックが14得点、ジョージが8得点を挙げたが、相手のルカ・ドンチッチに44得点、カイリー・アービングに27得点を許して逆転負けを喫した。 それでも、第1クォーターで一時12点リードを奪ったこともあり、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は最初の9分間のパフォーマンスを「芸術作品」と称し、「我々は大丈夫。きっと上手くいく」と語った。 今季は開幕から全8試合に先発出場しているレナードも、「まだ自信はある。選手もコーチングスタッフもお互いに学び合っているところで、リードを奪う場面もあったけど、それを持続させることができていない。でも、一度掴んでしまえば、それを実行できるはず。浮き足立たず、自信を持ち続け、目標に向かっていかないといけない」と、慌てる様子はない。 第1クォーターでこの日の14得点すべてをマークしたハーデンは、「(新しい環境に)慣れてきたところだ。自分らしくアグレッシブでいるためのバランスを見つけるプロセスの途中だけど、フラストレーションが溜まるのも事実。俺たちは試合に勝ちたい」と新天地での初勝利を渇望していた。