近年は度重なる怪我に見舞われ、昨季も42試合の出場にとどまったブルックリン・ネッツのベン・シモンズだが、来季に向けた準備は順調のようだ。『ESPN』のマーク・J・スピアーズ記者は、『NBA Today』に出演した際、シモンズに近しい人物の情報として近況を伝えている。 スピアーズ記者は、「(シモンズと)親しい人物と話したが、彼は来季開幕に向けた準備の最終段階にあり、あらゆる基準をクリアしている。フィリーに在籍していた最後のシーズンと同じくらい健康だ。ブルックリンは(シモンズに)協力的で、来季は彼がネッツのポイントガードであり、メインのボールハンドラーにしようとしているようだ」と、ネッツの司令塔として期待されていることも明かした。 208㎝ながら優れたパスセンスがあり、オールラウンドに活躍できるのがシモンズの魅力だ。ジャンプシュートこそ不得手だが、フィラデルフィア・76ers在籍時にはオールディフェンシブ1stチームに2度、オールスターに3度も選出されている。レギュラーシーズン中に大幅なロスターの入れ替えを断行し、今季本格的な再建に臨むネッツだが、シモンズはその中心人物として持ち前の多彩さを発揮できるか。