7月17日、東京都内で「Jr. NBA Powered by B.LEAGUE Basketball Clinic in JAPAN」が開催され、13歳〜15歳の男女100名とフェニックス・サンズの渡邊雄太が参加した。渡邊は子どもたちと一緒にメニューをこなし、クリニックの最後には質疑応答も対応した。 そのなかで渡邊はモチベーションの保ち方について、「自分はNBAでもまだ下手くそだと思っている。今のみんなの年代でも上手くいかないことが多くて当たり前。へこんだり落ち込んだりとかする必要は全然ない。だから上手くいかないことがあっても、それは今自分が成長している過程と考えてほしい」とエールを送った。 そのほか、プロに行ける選手と行けない選手の違いについて問われると、「努力」を挙げた。「能力が高い選手はいっぱいいるけど、それでもNBAにたどり着けないケースも多い。そういう選手はやっぱり努力ができない。ケビン・デュラントはもうめちゃくちゃ練習が濃い」とNBAトップクラスのスコアラーであるチームメイトを例に説明した。チームワークを鍛えるにはという質問には、「チームで毎日練習して、いいコミュニケーション取り合うことが大事になってくる。これから絶対どんどん良くなっていくから、いかに良い関係を築いて毎日練習をしていくかが大事だと思う」とアドバイスした。 イベント後には、「子どもたちは本当に元気で、楽しそうにバスケをやっていた」と笑顔で語った渡邊。「(クリニックは)仕事として依頼を受けましたが、会場に来て子どもたちの顔を見た瞬間、仕事というのを忘れて楽しんでいました。バスケを仕事として捉えてしまうとこれ以上成長できなくなると思うので、バスケを始めたのは好きだからということを忘れずにやっていきたいです」と、充実した時間だったと振り返った。