日本時間7月1日(現地6月30日)、トロント・ラプターズからFA(フリーエージェント)になっていたフレッド・バンブリートがヒューストン・ロケッツとの契約に合意したと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。内容は3年1億3000万ドルのマックス契約で、バンブリートのエージェントであるクラッチスポーツのリッチ・ポールCEO、代理人のエリカ・ルイスからの情報として報じている。 バンブリートは2016年にドラフト外でラプターズと契約してNBA入り。シーズンを重ねるごとに成長し、昨季は平均19.3点、4.1リバウンド、7.2アシスト、1.8スティールを記録した。2019年にはシックスマンとしてラプターズの初優勝に貢献。自己最多の平均20.3点をマークした2021-22シーズンには、オールスターにも選出されている。 昨季22勝60敗という戦績でウェスト14位だったロケッツは、直近3シーズンでプレイオフ出場がない。ジェイレン・グリーン、ジャバリ・スミスJr.、ケビン・ポーターJr.、アルぺラン・シェングン、先のドラフトで指名したアメン・トンプソン(全体4位指名)など、優秀な若手が揃う一方、チームをまとめるようなベテランが不在だった。優勝経験のある司令塔を迎え入れ、チーム状況を好転させられるか。