ロサンゼルス・レイカーズのアンソニー・デイビスは、デンバー・ナゲッツとのカンファレンス決勝の第2戦で逆転ブーザービーターを決めたあと、「コービー」と叫んだ。そして、コービー・ブライアントの不屈の闘志を示すマンバメンタリティを由来とした“マンバ・ジャージー”を着ていたことに触れ、「このジャージーを着て負けることはできない」と語ったのは記憶に新しい。 NBAファイナルを前に、『ESPN』のレイチェル・ニコルズ記者がデイビスを直撃。そこでデイビスは、今年1月にヘリコプター墜落事故で命を落としたレイカーズの偉大な先輩コービーについて改めて語っている。 「コービーはチームにいる全員、レイカーズの組織全体に影響を与えている。彼こそがレイカーズなんだ」
デイビスは、レイカーズにとってコービーがどれだけ大きな存在か強調。そして、マンバ・ジャージーへの想いを続けた。 「マンバ・ジャージーを着る時、僕たちは誇りを一緒に身に纏っている。今シーズン、彼がどれだけ僕たちに優勝してもらいたいのかは分かっている。もちろん常にコービーの栄誉のためにプレイしている。ただ、マンバ・ジャージーを着ることで、いつも以上のエナジーをもらえる。なぜならこのジャージーを着て僕たちは負けられない」 今季トレードでレイカーズに加入したデイビスだが、コービーのためにも優勝したいと強い覚悟を口にする。 「彼が今も僕たちの試合を見ているのは分かっている。そして、ここまでの戦いぶりを誇りに思ってくれているだろう。彼によりチームを誇りに思ってもらうために、あと4つ勝つだけだよ」 今プレイオフ、レイカーズはマンバ・ジャージーを着た試合では負けていない。そして、デイビスだけなく、チーム全員がコービーに優勝を捧げたいと思っているのは間違いない。コービーの存在は今もなおレイカーズに大きな力を与え続けている。