マイアミ・ヒートはボストン・セルティックスとのカンファレンス決勝をシリーズ成績4勝2敗で制し、6年ぶりのNBAファイナル進出を決めた。 ウェスタン・カンファレンス首位(52勝19敗)のレイカーズと対戦するヒートは、イースタン・カンファレンス5位(44勝29敗)でプレイオフを勝ち上がったため、優勝候補とアンダードッグ(勝ち目の薄いチーム)との一戦だと見る傾向が強い。ただ、『ESPN』のティム・ボンテンプス記者によれば、ヒートのジミー・バトラーは9月29日(日本時間30日)のメディア・デーで「俺らはアンダードッグじゃない」と語ったという。
「(ヒートは)本当に良いチーム。それだけさ。僕らが他の誰よりも優れていると言うつもりはないが、俺らがアンダードッグだとは思っていない」 多くのファンや識者にとって予想外となったヒートのNBAファイナル進出について、バトラーはこのようにコメントを残している。 「俺らがここに辿り着くと誰も予想していなかったが、それが何なんだ? まったく気にしていない。そして、俺らが勝つと予想する者もいないと思うが、結局のところ、俺らはそれを受け入れるだけで、いちいち気にしてはいない。精いっぱい戦って、いつものようにチームと一緒にプレイするだけさ。最終的には、俺らはマイアミ・ヒートのやり方を貫いていく。その方法はシーズンを通して上手くいっていたからね」 ヒートのファイナル進出は6年ぶり通算6回目で、そのうち2006年、2012年、2013年に優勝を果たしている。9月30日(同10月1日)から始まるレイカーズとの頂上決戦では、かつてヒートで2度優勝を経験したレブロン・ジェームズがおり、大いに注目を集めることになりそうだ。