今オフに無制限FA(フリーエージェント)でシカゴ・ブルズに加入したアレックス・カルーソが、日本時間8月14日(現地13日)に加入会見を実施。ロサンゼルス・レイカーズ時代のレブロン・ジェームズとの関係を、エースのザック・ラビーンと築いていきたいとビジョンを語った。 カルーソは2016年のNBAドラフトで指名されず、Dリーグ(現Gリーグ)での下積みを経て、2017-18シーズンにレイカーズと2WAY契約を締結。堅実なプレイで、19年夏には2年550万ドル(約6億円)の契約を勝ち取った。 19-20シーズンには優勝チームの一員となり、昨季は58試合に出場して平均6.4得点、2.8アシストをマーク。今オフにFAとなり、4年総額3700万ドル(約40億5000万円)でブルズと契約を結んだ。 「僕はこの数年、本当に良い選手たちと対峙してきた。その多くは、フィジカル的にプレイしなければいけない。このリーグは攻撃的なスコアラーが揃っている。僕は自分が仕事を成し遂げられると常に信じている。そのおかげで、今の位置まで這い上がってこれたと思う。シカゴでプレイできることが嬉しいし、このチームの将来に興奮している」 ブルズはラビーン、ニコラ・ブーチェビッチ、コービー・ホワイトのほか、今オフにデマー・デローザン(←サンアントニオ・スパーズ)、ロンゾ・ボール(←ニューオーリンズ・ペリカンズ)を獲得。4年ぶりのプレイオフ進出を目指すなか、カルーソは勝利に徹するプレイを誓う。 「僕も2桁得点を取ろうと思えば取れるだろうけど、シュートパーセンテージは少し落ち、それほど多くは勝てないだろう。僕にとっては、勝つことが大事だ。(レイカーズ時代のように)レブロンと一緒にプレイするのが、当たり前のことだとは思わない。彼はチームメイトのために簡単にゲームを作ってしまう。とても楽しかった。彼へのロブパスをミスしても、ダンクを決めてしまう。願わくは、ザック(ラビーン)とはレブロンの時と同じように絵を描いて、連携を築いていきたいね」 苦労人カルーソが復活を期すブルズにどんな新たな風を吹き込ませるのか、真価が問われる。