ニューヨーク・ニックスは、今季のNBAにおけるサプライズチームの一つだ。日本時間4月27日(現地26日)時点で34勝28敗の戦績を残し、イースト4位と8シーズンぶりのプレイオフ出場を視界に捉えている。 チームを牽引するのはジュリアス・ランドルだ。得点(23.9)、リバウンド(10.4)、アシスト(6.0)でチーム1位と獅子奮迅の活躍を披露し、躍進するニックスの原動力となっている。 3ポイント成功率41.8%とプレイの幅を広げ、キャリアイヤーを過ごすランドル。28日(同27日)に出演した『ESPN』の『The Jump』の中で躍進の理由を聞かれると、精神面での成長を要因の一つとして挙げた。 「僕にとってはメンタル面だね。自分がこれまでどれだけの練習を積んできたかは、自分自身が理解している。だから自分のことを疑うことがない。スキルやフィジカルを磨くのと同じように、僕はメンタルを鍛えているんだけど、それが大きな違いになっていると思う」 また、今季よりチームを率いるトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)との関係性についても言及。「彼は本当に素晴らしい」と指揮官に対する信頼を示した。 「練習でも、フィルムセッションでも、本当に深く研究している彼のことは“ビースト”と呼んでいるんだ。そんな彼のことが僕らは大好きだし、そのおかげで毎試合僕らは準備万端で試合に臨むことができる。ともに戦場に行くなら彼以上の存在はいないよ」 ニックスは、27日(同26日)のフェニックス・サンズ戦で敗れるまで9連勝を記録。この勢いを維持できれば、プレイオフでは台風の目となるかもしれない。