シャーロット・ホーネッツのミッチ・カプチャックGM(ゼネラルマネージャー)は11月29日(日本時間30日)、ボストン・セルティックスとのサイン&トレードが正式成立し、ゴードン・ヘイワード、2023年と24年のドラフト2巡目指名権を獲得したことを発表した。 現在30歳のヘイワードはセルティックス所属3年目の昨季、平均17.5得点、6.7リバウンド、4.1アシストを記録。ポストシーズンでは右足首を捻挫した影響で4試合の出場にとどまったが、ジェイソン・テイタム、ケンバ・ウォーカー、ジェイレン・ブラウンに次ぐ第4の得点源として、チームのイースタン・カンファレンス第3シード獲得に貢献した。 2020-21シーズンがセルティックスとの契約最終年だったなか、ヘイワードは3420万ドル(約35億5000万円)のプレイヤーオプションを破棄して完全FA(フリーエージェント)になることを決断。その後、ホーネッツと4年総額1億2000万ドル(約125億円)で契約合意していた。 ホーネッツはキャップスペースを作るため、ベテランのニコラス・バトゥームとレイ・スポルティングをウェイブ(契約解除)。『ESPN』によれば、今回のサイン&トレードでホーネッツから2022年のドラフト2巡目指名権(プロテクションあり)、NBA史上最高額となる2850万ドル(約29億6000万円)のトレード・エクセプション(トレードプレイヤー例外条項)がセルティックスへ渡る。セルティックスがドラフト指名権を獲得できるのは、ホーネッツが新シーズンでリーグトップ5に入る成績を残した場合のみで、昨季リーグ全体22位だったことを考えれば、トレード・エクセプションが付くこと以外は実質“無償”となる。 カプチャックGMはヘイワード獲得について、「ゴードン(ヘイワード)と彼の家族をホーネッツ、そしてシャーロットに迎え入れることができてワクワクしている。ゴードンはNBAオールスター選手だ。実績のあるスコアラー兼プレイメーカーで、我々のニーズに合うタフな競争者だ。彼の才能や経験、ベテランとしてのリーダーシップは、成長を続ける若いタレントがいるチームに好影響を与えるだろう」と声明を発表している。 オーナーであるマイケル・ジョーダンからのラブコールもあり、ホーネッツに加入したヘイワード。自身チーム目の新天地で、どのような活躍を見せるのか注目が集まる。