ジェームズ・ハーデンのサポート体制は優勝に十分? 米識者主張「アデトクンボにはポールやウェストブルックもいない」

ヒューストン・ロケッツは、ロサンゼルス・レイカーズとのカンファレンス準決勝に敗れて突入した今オフ、マイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)、ダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)が退任を表明した。首脳陣・フロントのテコ入れでチーム作りは新たなフェーズを迎えるが、『Space City Scoop』のアンソニー・ダケット記者は「ロケッツはジェームズ・ハーデンの周囲にタイトルを獲得するのに十分な戦力を整えているか?」と検証している。 ロケッツは今季開幕前の2019年7月、クリス・ポール(現オクラホマシティ・サンダー)を放出して、3年連続でシーズン平均トリプルダブルを達成したウェストブルックを獲得。新たなバックコートデュオで、1994-95シーズン以来のリーグ優勝を目指した。しかし、ウェストブルックはシーズン再開前に新型コロナウイルス感染、再開後に大腿四頭筋の肉離れに見舞われて万全の状態ではなく、チームは2年連続でカンファレンス準決勝敗退となった。 ハーデンが加入した2012-13シーズン以降、8年連続でプレイオフに進出しながら、NBAファイナルにはいまだ到達できず。史上8人目の3年連続得点王、2018年シーズンMVP受賞も果たしているハーデンには唯一、リーグ優勝の勲章だけが足りない。 『ESPN』の番組『First Take』でホストを務めるマックス・ケラーマン氏は、ミルウォキー・バックスのヤニス・アデトクンボを引き合いに出し、「ヤニスにはハーデンのように十分なチームメートがいた? クリス・ポールやラッセル・ウェストブルックもいない」とハーデンが“恵まれた環境”にあることを主張。一方で、ダケット記者はハーデンがこれまで形成してきた強力デュオは怪我というアクシデントに阻まれてきたと説明する。 「ハーデンとモーリー(GM)がタイトルを取れなかった理由はいくつかあるが、主な要因は怪我だ。最も優勝に近かったフランチャイズ史上最高勝率(65勝17敗)の2017-18シーズンもそうだった。ポールの怪我によりカンファレンス決勝でタイトルの夢は潰えた。(今季の)ハーデンとウェストブルックのデュオはウェストブルックの負傷があったため、評価するには時期尚早だ。しかし、言うまでもなく、ロケッツがタイトルを獲得する可能性が高いのは、2人とも完璧な健康状態を保つ場合になる。これは、ハーデンがこれまでロケッツでコンビを組んでいたスターには当てはまらないことだ」 ハーデンとウェストブルックは2021-22シーズンまで契約(22-23シーズンはプレイヤーオプション)を残しており、ロケッツとしては来シーズンからの2年間がチームの未来を懸けた勝負所となる。

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