ドック・リバースHCがクリッパーズ退任へ 76ers、ペリカンズが早くも新指揮官候補で接触

ロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)が、チームを離れることが明らかになった。 クリッパーズは9月28日(日本時間29日)、「(オーナーの)スティーブ・バルマーとドック・リバースは、リバースがクリッパーズのHC職から退くことで双方合意に達した」と声明を発表。バルマー・オーナーは、7年間チームを率いてきたリバースHCへの感謝を綴っている。 「ドックはクリッパーズのために素晴らしいコーチ、傑出したアンバサダー、激動の時代における強固な柱であり続けました。彼は多くの勝利を収め、このフランチャイズの礎を築いてくれた。ドックのクリッパーズ、ロサンゼルスの街への貢献には本当に感謝しています。そして私はチームのフロントスタッフ、選手たちに確固たる自信を持っています」 一方、リバースHCも自身のツイッターで、クリッパーズへの思いを綴っている。 「私がこの仕事に就いた時、目標はこのチームを勝てる集団とし、FA選手の行き先へとすること、チャンピオンをもたらすことだった。その目標の大半は達成できたが、すべてを成し遂げられたわけではない。私たちのシーズンは失望する終わり方となってしまった。しかし、みなさんはチームの側にいて、みなさんのサポートによってこのチームが何を成し遂げられるかは分かっている。最も重要なことは、ファンに感謝している。私たちは多くのものを乗り越えてきた。そして、このチームで過ごせて光栄だった」

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2013-14シーズンに就任したリバースは、在任7年間でレギュラーシーズン通算356勝208敗(勝率63.1%)で6度チームをプレイオフに導いた。しかし、クリス・ポール(現オクラホマシティ・サンダー)とブレイク・グリフィン(現デトロイト・ピストンズ)を軸として『ロブシティ』と呼ばれた就任当初のチーム、そしてカワイ・レナード、ポール・ジョージの2大スターを中心とする今季のチームともにカンファレンス準決勝敗退と、プレイオフで結果を残すことはできなかった。 クリッパーズの後任HCについて、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者はアシスタントコーチを務めているタロン・ルー、元ニューヨーク・ニックスとヒューストン・ロケッツの指揮官で現在は人気解説者として活躍しているジェフ・バン・ガンディを有力候補に挙げている。 また、リバースHCの去就に関して『The Undefeated』のマーク・J・スピアーズ記者は、新HCを探しているフィラデルフィア・76ers、ニューオーリンズ・ペリカンズがこの退任発表から1時間も経たないうちに連絡を取ったと伝えている。 果たして、リバースHCは2020-21シーズン、どのチームで指揮を執ることになるのだろうか。

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