マイアミ・ヒートは第8シードでプレイオフに臨み、現在ではカンファレンス決勝まで勝ち上がった。エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は、ここまでチームがタフに戦えた要因のひとつとしてプレイイン・トーナメントの価値を説いている。 「プレイインが役立ったことはよく分かっている。タンクするチームは少なくなったしね。(レギュラーシーズン最後の)2か月は、どのチームもプレイインのために戦っていた。どの試合も必見だったし、そうした試合はどちらのカンファレンスにもあった。リーグにとってそれ(プレイイン)は、恐らく過去10年間で最高のものだと思う」 ヒートは1回戦で第1シードのミルウォーキー・バックスを破り、プレイイン・トーナメント出場チームとして初めてプレイオフのシリーズを制した。また、ウェストでは第7シードのロサンゼルス・レイカーズが第2シードのメンフィス・グリズリーズを1回戦で破り、現在はデンバー・ナゲッツとのカンファレンス決勝を戦っている。 スポールストラHCは44勝38敗に終わり、アップダウンの激しかったレギュラーシーズンもチームにとって役立ったと感じているようだ。「それらすべてを経験できたのは幸運だった。あのようなレギュラーシーズンを経験したことはないし、みんな成長して良くなったと思う。ポストシーズンで必要とされる根性と忍耐力を発展させた」 と述べた。 レギュラーシーズン中も、ロードマネジメントや負荷管理は行っていなかったと明かしている。プレイオフの戦いに注目されがちだが、そこに至るまでの過程があったからこそ今があるということを、スポールストラHCは改めて強調していた。