名門レイカーズへ移籍の八村塁、“未完の大器”脱却なるか?【1/31(火)午前9時30分『THE MATCHUP』レイカーズ対ネッツ】

「今日はずっとワクワク感しかなかった」 日本時間1月26日、八村塁がロサンゼルス・レイカーズの一員として初めて試合に出場した。速攻からレブロン・ジェームズからのパスを受けフィニッシュを決めると、3ポイントも成功させるなどデビュー戦で12点。出場時の得失点差はチーム最多の+17と役割を果たし勝利に貢献した。 八村が加入したレイカーズは、NBA通算優勝回数が17回とボストン・セルティックスと並びリーグトップ。カリーム・アブドゥル・ジャバーやマジック・ジョンソン、コービー・ブライアントらNBAを彩ったレジェンドたちが数多く在籍したチームだ。そんな名門への日本人初の加入にジョンソンは、「ハチムラの獲得は良いことだ。リーチが長く運動能力があり、賢い」と評価している。 「望まれるところでプレイしたい」と語っていた八村にとっても、NBA屈指のビッグマーケットへの移籍は今後のキャリアにおいての大きなターニングポイントとなるだろう。

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NBA4シーズン目に迎えた転機

2019年、ドラフト1巡目全体9位でワシントン・ウィザーズが指名。ルーキーイヤーからスコアラーとしての片鱗を見せるなど、その後3シーズンにわたって活躍を続けた。 4年目となる今季、シーズン前には契約延長で合意できず、2023年のオフには制限付きフリーエージェントとなることが決定。そんな状況でウィザーズでは30試合に出場し、シックスマンとして平均13得点、自己最多に並ぶ30得点も2度叩き出すなど、ベンチからの貴重なスコアラーとして活躍を見せていた。その一方で、試合終盤にベンチを温めるシーンも多く、プロ入り最初の2シーズンで平均30分を超えていたプレイタイムも、約24分と八村にとっては消化不良の試合も多くあった。

ポジションの被るカイル・クーズマの加入で昨季から出場時間がダウン

そんななか、最終的にはレイカーズへの移籍が成立。ウィザーズにはレイカーズで平均13.5分の出場にとどまっていたケンドリック・ナンと、3つの2巡目指名権が譲渡されたが、ロッタリーピック選手の対価としては低いと感じずにはいられない。この評価を覆すためにも、八村には新天地での奮起が求められる。

レイカーズで期待される役割は?

ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウェストブルックといったビッグネームを擁するレイカーズだが、今季はここまで23勝26敗でウェスタン・カンファレンス13位(成績は全て日本時間1月28日時点のもの)と苦戦している。優勝が至上命題とも言われるチームが八村獲得というテコ入れを行ったことについて、ロブ・ペリンカGM(ジェネラルマネージャー)は「ウイングにサイズと厚みを加えることが目標だった」と獲得理由を明らかにしている。 八村に最も期待されていることは、やはりオフェンス面だろう。レイカーズの平均得点はリーグ6位(117.0)だが、オフェンシブレーティングは15位(113.2)と効率においては疑問符がつく。特に3ポイント成功率はリーグ26位、成功本数はリーグ最小(平均10.5本)と大いに改善の余地がある。 八村は昨季44.7%と高確率で3ポイントを決めている。今季は33.7%だがワイドオープンでは42.0%と高確率で沈めており、レブロンやウェストブルック、デニス・シュルーダーらペイントアタックを武器とする選手が多いチームにおいてはスペースを作り出せる点で大きな効果があると言えるだろう。

通算最多得点記録更新を目前とするレジェンド、レブロン・ジェームズとの連携にも注目が集まる

また、レイカーズはファストブレイクポイントでリーグ4位とトランジションオフェンスを得意としているが、この点でも八村は大きく寄与できる。2020-21シーズンにトランジションでの1ポゼッションあたりの得点数がリーグ5位(1試合で3ポゼッション以上ある選手)と、オープンコートで活きる八村のプレイスタイルはフィットするに違いない。

“先輩”ウェストブルックと再び共闘!

そして今季のレイカーズにはウィザーズ時代にプレイをともにした選手も多く在籍している。キャリア2年目にプロとしてのイロハを教えてくれたウェストブルックをはじめ、トーマス・ブライアント、トロイ・ブラウンJr.という元チームメイトの存在は、八村がレイカーズに馴染む手助けをしてくれるだろう。 特に“先輩”と慕うウェストブルックは八村との相性も抜群で、一緒にプレイしたシーズンで最も多くアシストしてくれたのがウェストブルックだった。「八村が活躍するのをこれまで見てきた。またここで一緒にプレイできることに興奮している」とウェストブルックも八村との共闘を楽しみにしている。 まだまだ成長の最中、“未完の大器”本格覚醒のきっかけとなるトレードとなるのか。 ■【THE MATCHUP】ロサンゼルス・レイカーズ対ブルックリン・ネッツ 日時:日本時間1月31日(火)午前9時30分(配信は午前9時10分開始) 会場:バークレイズ・センター 解説:佐々木クリス / 実況:加藤暁 視聴可能プラン:LEAGUE PASS

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