昨オフにフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)に入団したPJ・タッカーは、今季26試合に出場して平均3.4点、4.3リバウンド、1.0アシストをマークしている。スタッツは決して目を見張るものではないかもしれないが、37歳の大ベテランはチームメイトらに大きな影響を与えている。 その1人がマティース・サイブルだ。25歳のディフェンダーは、日々タッカーから学んでいるという。『USA Today』のカイ・カーリン記者がサイブルの言葉を伝えている。 「彼は見ているものがたくさんあって自分に指摘することができるから、もっと一緒にプレイしたいと言っているんだ。彼は機会があればいつでも、コート上で自分に声をかけてくれているように思う」 さらに、自身が目の前のマークマンに対峙しているその瞬間でさえも、周囲をカバーするタッカーの能力を高く評価している。 「ヘルプサイドの守備をしながら自身のマークマンを抑える彼の能力は、恐らくリーグ最高だ。だから彼から学ぶのさ」 スタッツに残らない貢献でチームを支えるタッカーの価値は、レギュラーシーズン中はもちろん、プレイオフでさらに高まるはずだ。