日本時間11月28日(現地27日)に行なわれたメンフィス・グリズリーズ対ニューヨーク・ニックス戦で、グリズリーズのジャ・モラントが27点、10リバウンド、14アシストをマークし、通算5度目のトリプルダブルを達成した。さらに、試合残り13.9秒には逆転弾を沈め、127-123での勝利にも貢献。このオールラウンドな活躍に、ニックスのトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)が脱帽したコメントを、『ESPN』のティム・ボンテンプス記者がレポートしている。 「我々はダブルチームであったり多くのことを彼に仕掛けたんだが、効果がなかった。彼はただ正しいプレイをしていた。ファストブレイクを仕掛け、オフェンスを展開し、試合を的確に読んでいたんだ」 グリズリーズのテイラー・ジェンキンスHCも、「トリプルダブルに14アシスト。本当に誇りに思う」とモラントを絶賛している。右足親指の負傷でデズモンド・ベインを欠いてから約半月、その間もモラントは攻守両面で圧倒的なパフォーマンスを披露し続けている。 なお、この試合後にモラントはデリック・ローズへ自身のジャージーを手渡す予定だったそうだが、圧倒的な活躍を目の当たりにした父親からも急遽リクエストされたという。モラントも、「こんなことは初めて」とびっくりしつつ、「ガーデンでトリプルダブルを達成できるなんてクレイジーだ」と喜んだ。 12勝8敗としたグリズリーズは、12月1日(同11月30日)に敵地でミネソタ・ティンバーウルブズと対戦する。