トレーニングキャンプ前にトレード要求をして以降、未だ処遇が決まらないフェニックス・サンズのジェイ・クラウダーについて、ミルウォーキー・バックスが獲得に興味があるという。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者がレポートしている。 「サンズは最近、ホークスに加えてバックスともジェイ・クラウダーのトレードの可能性について協議しているという。また関係者によると、ヒートもクラウダーを狙っているようだ」 バックスは昨季まで在籍したPJ・タッカー(現フィラデルフィア・76ers)の後釜としてクラウダーを狙っていると見られている。ただし、決して獲得を焦っているわけではない。開幕2連勝と幸先のいいスタートを切ったチームにとって、大事なのはプレイオフ以降。先々を見据えた動きなのだ。 それゆえ、足元を見られているのはサンズの方である。もともとクラウダーがトレードを望んだのは、サンズがキャメロン・ジョンソンをスターターに昇格させ、自身が控え選手になる計画に反発したためだった。そのため、バックスはもちろん、ヒート、ホークスもサンズに選手やドラフト指名権をクラウダーのために大盤振る舞いするとは考えにくい。 今季終了後にフリーエージェントとなるクラウダーだが、各チームが様子見という状況はもうしばらく続くかもしれない。