ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは、2026年までの契約が残るなかで、チームにトレードを要求したと報じられ、話題を呼んでいる。新天地の中で、フェニックス・サンズが有力されている理由について米記者がレポートしている。 2019年夏にネッツへ移籍したデュラント。1年目は右アキレス腱断裂のリハビリで全休となったが、2020-21シーズンは平均26.9得点、所属3年目の21-22シーズンは平均29.9得点、7.4リバウンド、6.4アシストの成績を残した。 カイリー・アービングとの強力デュオを形成しながら、今プレイオフではボストン・セルティックスにまさかの4連敗であっけなくシーズンが終了。日本時間7月1日(現地6月30日)にNBAのフリーエージェント(FA)交渉が解禁されたなか、デュラントはその数時間前に、ネッツにトレードを要求したと一斉に報じられた。 『The Athletic』のサム・アミック記者は、「デュラントがキャリアの最適な場所としてサンズに焦点を当てているように見えるのはなぜか。優勝を争うチャンス、ロサンゼルスに近い地理、クリス・ポールへのリスペクトなどだろう」と言及。モンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)とも1年間オクラホマシティ・サンダーで共闘した背景に触れつつ、トレード内容も推察している。 「サンズは4年総額2億2400万ドル(約303億円)で契約延長に合意したばかりのデビン・ブッカーをトレードする選択肢はない。制限付きFAとなったディアンドレ・エイトンとミケル・ブリッジズを中心としたトレードの可能性がある」 マイアミ・ヒートも候補の1つだが、アミック記者によれば、デュラントは「ジミー・バトラー、バム・アデバヨ、カイル・ラウリーがいるロスターで戦いたいと思っている」ようで、主軸をキープしてのデュラント獲得は困難と大きなハードルがあることを指摘している。 デュラントの去就は今後も大きな注目を集めそうだ。