ネッツGMがジェームズ・ハーデン放出の英断を語る「決して簡単ではなかったが、十分に見定めた」

ブルックリン・ネッツはトレードの締め切り期限となった日本時間2月11日(現地10日)、ジェームズ・ハーデンを放出する決断を下した。ショーン・マークスGM(ゼネラルマネージャー)は、このトレードについてメディアの取材に応じた。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者が伝えている。 ネッツは2021年1月、電撃トレードでヒューストン・ロケッツからハーデンを獲得し、ケビン・デュラント、カイリー・アービングとの強力ビッグ3が完成した。大きな期待が懸かったが、昨季はプレイオフのカンファレンス準決勝で敗退。今季もアービングが新型コロナウイルスのワクチン未接種によりアウェーゲームしか出場できず、デュラントも左膝の内側側副靱帯挫傷で長期離脱を余儀なくされ、1月24日(同23日)のミテソタ・ティンバーウルブズ戦から泥沼の10連敗を喫した。 トレード期限最終日、ネッツはハーデンとポール・ミルサップをフィラデルフィア・76ersに放出し、代わりにベン・シモンズ、セス・カリー、アンドレ・ドラモンド、2022年1巡目ドラフト指名権、2027年ドラフト1巡目指名権(1~8位の場合はプロテクト)を獲得する交渉をまとめた。 結局、ビッグ3が揃い踏みしたのはレギュラーシーズン10試合、プレイオフ6試合のみ。それでも、マークスGMは「十分に見定めた」と決断を振り返る。 「ハーデンを獲得し、彼を我々のグループの中に招くために全力を尽くした。選手を放出する決断は、決して簡単ではない。ジェームズはこの24時間、48時間、私やチーム、スティーブ・ナッシュ(HC)、(オーナーの)ジョー・ツァイ、全員とオープンなディスカッションをしてくれた。お互いに正直だった。それは、このチームが新たなスタートを切ることを可能にする」 「ジャームズがここでやってくれたことすべてに心底感謝している。彼は間違いなく一流の選手だ。同時に、獲得した3選手(カリー、ドラモンド、シモンズ)によって、ジェームズが満たせなかったニーズに対応できる」 ハーデン放出が、ネッツの終盤戦にどのように作用するのか。今後から目が離せない。

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ネッツと76ers間でトレード成立か ジェームズ・ハーデンとベン・シモンズがそれぞれ移籍へ

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