デイミアン・リラードが下腹部手術を決断した理由を語る「一番の目標は優勝。ベストの状態でなければいけない」

ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは、日本時間1月14日(現地13日)に下腹部の腱障害の手術を受けた。最低6週間の離脱が見込まれているが、本人は「焦ってはいない」とプレイオフ進出のためにも完治を目指している。 今季のリラードは平均24.0得点、7.3アシストを記録しているが、16試合を欠場するなど、コンディションに苦しんできた。昨夏の東京五輪以来、下腹部の腱障害による痛みに悩まされ、1月1日(同12月31日)のロサンゼルス・レイカーズ戦を最後に欠場していたなかで手術に踏み切った。 『AP通信』によれば、復帰に関するタイムラインはないが、リラードはヨガを開始しており、6週間以内に再検査を行う予定だという。2015年に初めて腹部の痛みを感じて以降、徐々に状態は悪化。東京五輪で共闘したドリュー・ホリデー(ミルウォーキー・バックス)は、その異変に気付いていたとリラードは明かす。 「俺はある日の練習でメニューから外れ、『動けない』って感じだったから、彼(ホリデー)は手術が必要だと感じていた最初の人間だった。動きが制限され、思い描いたプレイができなくなってしまった。ある段階で、長期的なビジョンで自分に合った決断をしないといけない」 リラードは手術に踏み切った理由について、優勝を見据えての決断だったと断言する。 「手術からまだ1週間しか経っていない。6~8週間後に再検査して話し合う予定だけど、俺は焦ってはいない。一番の目標は優勝。それを果たすには、ベストの状態でなければいけない。だから、急いではない。ドラフト指名権のためにプレイするか? それは俺にとって意味がない」 ブレイザーズは現在、19勝26敗でウェスタン・カンファレンス10位。プレイイン・トーナメント進出枠ギリギリのラインだが、リラードが戦列に戻るまで、なんとか踏ん張りたいところだ。

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