“カワイ・レナード依存”は危険? NBAコラムニストがクリッパーズにリスクを指摘

ロサンゼルス・クリッパーズは日本時間8月13日(現地12日)、無制限FA(フリーエージェント)となったカワイ・レナードと正式に再契約。条件は4年総額1億7600万ドル(約193億円)になると言われている。ポール・ジョージとの二枚看板体制が最低でも2023-24シーズンまで続くことになるが、『ロザンゼルス・タイムズ』に寄稿するビル・プラシュケ氏は、“レナード依存”のリスクを指摘している。 レナードは名将グレッグ・ポポビッチの元でディフェンス職人として頭角を現し、サンアントニオ・スパーズが優勝した2014年にはファイナルMVPを受賞。2018年7月にトレードでトロント・ラプターズへ移籍すると、フランチャイズ初優勝をもたらすとともに、自身も史上初となる東西でファイナルMVPに輝いた。 過去2年はジョージとともに中核を担い、クリッパーズは20-21シーズンに球団創設51年目にして初となるカンファレンス決勝まで駒を進めた。今年7月に部分断裂していた右ひざ前十字靭帯の修復手術を受けたなか、超高額での再契約。プラシュケ氏は、「レナードとの深い関係は間違いかもしれない」とのテーマでコラムを展開している。 「たしかにレナードは、真のスーパースターの1人で、優勝&ファイナルMVPを2回、オールスター出場5回を誇る有能なディフェンダーだ。しかし、細部に目を移せば、膝の手術を受けた影響で、次のシーズンは全休するかもしれない。ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは上手く復活したが、レナードは故障がちで、用心しなければいけない。クリッパーズでのレナードの数字は印象的だ。過去2シーズンで平均26得点、6.8リバウンド、5アシスト、1.7スティールを記録した唯一の選手。しかし、そのうちどれだけクリッパーズの勝利に変わったのだろうか? 加入初年度は、大事な局面での不振が目立った。2シーズン目はダラス・マーベリックス相手にほぼ完璧なシリーズを見せたが、その後怪我で離脱した」 プラシュケ氏は、ジョージのほうがクリッパーズの顔にふさわしいとの見解を主張する。 「クリッパーズの真のハート&ソウルは別にいる。リーダーの(ポール)ジョージは倒れるまで激しくプレイする。レナードは過去のプレイオフで負傷した際、滅多にベンチに座らず、自分の知恵やインスピレーションを(チームに)共有しなかった。それは本当に賢明な行動か? 正直、クリッパーズはチャンピオンシップに値する組織をまとめ上げたが、レナードの状況は未解決のまま。今年は良いFA補強の選択肢がなく、レナードなしでは上手くいかなかっただろう。ただ、クリッパーズはジョージのチームだ。プレイオフでの批判を受けたにもかかわらず、不可欠な存在だと証明されている。レナードはリーグ最高のプレイヤーの1人かもしれないが、クリッパーズには最適ではない。注意しなければならない」 手術を受けた右ひざの状態が気にかかるところだが、クリッパーズを昨季以上の成績に導くことが、レナードには求められる。

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