日本時間8月3日午前7時(現地2日18時)からNBAではフリーエージェントの交渉が解禁されるが、この期間、日本でオリンピックを戦うFAの選手たちがいる。フランス代表として戦うエバン・フォーニエ(ボストン・セルティックス)とニコラ・バトゥーム(ロサンゼルス・クリッパーズ)だ。 フランスは今年のオリンピック、初戦でアメリカを破るなど予選ラウンドを3戦全勝で勝ち抜き、金メダル獲得に向けて明日3日から決勝トーナメント1戦目となるイタリアとの準々決勝に挑む。FAの交渉が解禁されるその日にである。 しかし、無制限FAのバトゥームは「自分が何に集中すべきか分かっている」と、唯一の関心ごとは次の試合だと語った。また、フォーニエはアメリカ戦で28点を挙げるなど、オリンピックでの活躍によって自身の価値を上げることに成功したとも言えるだろう。それでも、「試合の日に答えなきゃいけないんだろうけど、自分が急ぎたくないことを理解してくれるだろうし、少なくともイタリア戦後までは待ってくれるだろう」とコメントしている。 なお、先日のドラフトでは、グレッグ・ポポビッチHC(サンアントニオ・スパーズHC)やスティーブ・カーAC(ゴールデンステイト・ウォリアーズHC)らが電話でドラフトに参加し、ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)もGMに対して誰を指名してほしいか早朝からメッセージを送っていたという。もちろん、バトゥームやフォーニエも試合以外の時間ではチームとの交渉を進めるはずだ。日本にいるNBA関係者でコート外でも多忙を極めている人数は消して少なくないのかもしれない。