2年連続でプレイオフ1回戦敗退となったダラス・マーベリックスだが、チーム第2のスコアラーであるクリスタプス・ポルジンギスが自身の役割に不満を持っているとの報道が流れている。 今季のプレイオフでは、ロサンゼルス・クリッパーズと対戦した7試合中3試合で1桁得点に終わり、平均13.1得点、5.4リバウンド、3ポイント成功率29.6%と期待外れに終わったポルジンギス。シリーズ敗北の戦犯として扱われるなか、『ESPN』のティム・マクマホン記者は、エースであるルカ・ドンチッチとポルジンギスの関係性を疑問視した。 「フランチャイズの軸となるべき2人は、友人ではないことを互いに認めている。マーク・キューバン・オーナーは、これをかつてチームを優勝に導いたダーク・ノビツキーとジェイソン・テリーの初期の関係性と比較している。しかし、ポルジンギスはドンチッチがボールを支配して注目を浴びるなか、自身が並び立つスターではなく、サポート役として扱われていることに不満を持っているという」 さらにマクマホン記者は、「自身が高得点を挙げた試合で『ボールがよく動いていた』と語る一方、低得点の試合ではオフェンスに自身を組み込めていなかったと口にしてきた」とこれまでのポルジンギスの発言について言及。特にオフェンス面でポルジンギスが不満を持っていることを示唆した。 ポルジンギスは、2019年1月にトレードでニューヨーク・ニックスからマーベリックスに加入。移籍以降はレギュラーシーズンで平均20.3得点、9.2リバウンド、1.7ブロック、3ポイント成功率36.2%と好成績を残しているが、そのプレイに安定感はなく、また怪我がちで今季も29試合を欠場した。 マーベリックスとは、プレイヤーオプションを含めればあと3年総額1億ドル以上の契約が残るが、その金額に見合う活躍は今のところ見せられていない。ドンチッチを軸にプレイオフで結果を残すことを目指すマーベリックスだが、果たして“相棒”であるポルジンギスはこのままチームに残るのか。オフの動向に注目だ。