第1シードの76ersはトバイアス・ハリスが序盤から大活躍。ゲームハイの37点を挙げれば、ジョエル・エンビードも30点と追随。日本人選手では初めてプレイオフの舞台に立ったウィザーズの八村塁は、36分プレイして12点、5リバウンドを記録した。しかし、ウィザーズは終盤でターンオーバーを重ねてしまい、敵地での初戦を制するには至らず。
第2クォーター途中、サンズのクリス・ポールが肩を負傷するアクシデントで途中離脱。しかし、すぐにコートに戻るとプレイメイクや勝負所でのシュートでチームを勝利に導いた。一方、フィールドゴールが5/16で13点にとどまったレイカーズのアンソニー・デイビスは、「自分のせいで負けた」と反省。
接戦に終止符を打ったのは、プレイオフ初出場のトレイ・ヤング(ホークス)だった。105-105の同点で迎えた試合残り0.9秒で、勝ち越しのフローターをヒット。ニックスの本拠地であるマディソン・スクエア・ガーデンに集結し、ヤングに野次を飛ばしていた約1万5000人のファンを、劇的な決勝弾によって見事に黙らせた。
ドノバン・ミッチェルを欠くジャズに、第8シードのグリズリーズが牙をむいた。第2クォーター中盤には14点ビハインドだったものの、そこから一気に猛追。第4クォーターには逆に17点のリードを奪う。最終盤にジャズが意地を見せたが、グリズリーズは逃げ切りに成功。ディロン・ブルックスが31点、ジャ・モラントが26点をマークして白星を掴んだ。