ゴールデンステイト・ウォリアーズは日本時間5月12日(現地11日)時点でウェスト8位に位置しており、プレイオフ出場最後の2枠を4チーム(カンファレンス7〜10位)で争うプレイイン・トーナメントへの参戦がすでに決定している。 大黒柱のステフィン・カリーに次ぐ得点源のクレイ・トンプソンが、今季開幕前に2年連続でシーズン絶望となったこともあり、3シーズンぶりのリーグ優勝に対する期待値は低い。しかし、チームのボーカルリーダーであるドレイモンド・グリーンは、挑戦者としてポストシーズンに臨むことに意気込んでいる。122-116で勝利した12日のフェニックス・サンズ戦後にグリーンが語った内容を、『ESPN』のニック・フリーデル記者が報じている。 「俺らは(強者を)“狩る者”だった時期を経て、その後5、6年は追われる立場となった。そして再び狩る者となったんだ。全チームを追いかけ、狩っていくこのポジションは面白いよ。どちらの立場も経験しているけど、狩るのが大好きなんだ」 ウォリアーズは2014-15シーズンから5年連続でNBAファイナルに進出。そのうち3回優勝を達成し、黄金期を築いた。昨季はトンプソンがシーズン全休、カリーも怪我でわずか5試合の出場にとどまり、リーグ最下位と低迷したが、今季は2シーズンぶりのプレイオフ出場を目指してプレイイン・トーナメントを戦うことになる。 そんななか、ウォリアーズは直近2試合でウェスト首位のユタ・ジャズ、同2位のサンズを撃破。グリーンは、「シーズン序盤はステフに頼る部分が大きかった。ステフがダメなときは、チームも勝てなかった。今日はボールがよく回っていたね。シュートは不調だったけど、重要な場面で決めることができた」とシーズン終盤で成長するチームの実力に自信を示した。 プレイイン・トーナメントを勝ち抜いた際は、プレイオフ1回戦でジャズ、またはサンズと対戦することになるウォリアーズ。果たして上位チームを“狩る”ことができるのか、ポストシーズンでも注目となる。