マイアミ・ヒートは日本時間4月17日に行われた敵地でのミネソタ・ティンバーウルブズ戦に111-119で敗れ、今季5回目の3連敗を喫した。エースのジミー・バトラーは、「ソフトになっている」とチームに喝を入れている。 昨季NBAファイナルに進出したヒートだが、今季は思うように成績が伸びていない。17日にはリーグ29位に沈むウルブズにまさかの黒星で3連敗。直近16試合で10敗目を喫し、28勝28敗の5割に逆戻りとなった。 『AP通信』のティム・レイノルズ記者によれば、両チーム最多の30得点、10リバウンド、8アシストと孤軍奮闘したバトラーは、チームの状況に警鐘を鳴らしたという。 「フラストレーションはない。悪い言い方をすれば、ほぼ予想通りだ。自分たちが良いチームだと思っているだけで、現実が俺たちを襲っている。どんな対戦相手でも、自分たちがいいと思ってプレイするものだが、修正しなければこの事態がずっと続くことになる」 ウルブズ戦のヒートは、総リバウンド33対45、ペイント内得点44対52、セカンドチャンスポイント5対23とインサイドを中心に主導権を握られた。バトラーはチームの課題を指摘しつつ、バム・アデバヨに期待を寄せている。 「単純にソフトになっている。接触やコンタクトを怖がっている。全体的にソフトだ。バム(アデバヨ)にはもっとリムにアタックしてほしい。彼がミドルレンジでジャンプショットを打つのも好きだが、もっと人を蹴散らして進むような“いじめっ子のバスケットボール”をしてもらいたい」 昨季ファイナルに進出したヒートは、エースの喝で目覚めるだろうか。