ユタ・ジャズは開幕25試合におけるフランチャイズ史上ベストの20勝5敗の成績を残し、リーグ首位に立っている。その原動力となっているドノバン・ミッチェルは、自身がMVPレースで上位に入っていないことを気にかけていないようだ。 ジャズは今季、リーグ唯一となるオフェンスレーティング(116.0/4位)、ディフェンスレーティング(107.4/3位)の両部門でトップ5入り。昨季王者のロサンゼルス・レイカーズ(20勝6敗)を抑え、ここまでリーグ最高勝率を記録している。 ミッチェルはチームトップの平均24.0得点、4.3リバウンド、5.1アシストを記録しているが、『NBA.com』が展開している“MVPレース”ではレブロン・ジェームズ(レイカーズ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)ら上位陣が盤石のため、トップ10にさえ入っていない。 『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者は、「今季の争いには簡単には割って入れない」との見出しでミッチェルにフォーカス。「MVPレースに値するタイプの選手」という質問をぶつけ、本人の見解を紹介している。 「何より、まずはチームプレーだ。MVPと言えど、チームなしにはそこには到達できない。僕たちは順調にプレイしている。自分たちは最高のチームだと思って、やるべきことをやっている。とはいえ、まだ改善の余地は存分にある。必ずしも(僕が)35得点、10リバウンド、10アシストをする必要はない。必要なことはなんでもするし、チームメイトからも信頼されていると思う。4年ユタにいるけど、ファンも僕らがすべての評価を得られるとは限らないと理解している。最も重要なのは勝利。勝つことですべてが癒される。僕は最高のチームメイトになってプレイするだけだ」 日本時間2月3日(現地2日)のデトロイト・ピストンズ戦から5連勝を飾った間、平均28.6得点、4.8リバウンド、6.2アシスト、1.2スティールをマークしたミッチェル。チームの勝利を最優先とし、自らのプレイに全身全霊を注ぐ。