76ersがマーベリックスからセス・カリーを獲得 トレード要員としてジョシュ・リチャードソンらを放出

NBAドラフトが開催された11月18日(日本時間19日)、フィラデルフィア・76ers(以下、シクサーズ)とダラス・マーベリックスとの間でトレードが成立したことが、両チームのオフィシャルサイトで発表された。 このトレードでシクサーズはシューターのセス・カリーを獲得し、その見返りとしてガードのジョシュ・リチャードソンと今年のドラフト2巡目全体36位指名したタイラー・ベイの交渉権をマーベリックスに譲渡した。 ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の弟として知られるデューク大学出身のカリーは、2013年のドラフトでは指名されず、プロキャリア最初の2年は主にDリーグ(現Gリーグ)で経験を積む。2015年に契約したサクラメント・キングスでチャンスを掴むと、その後はマーベリックス、ポートランド・トレイルブレイザーズでプレイし、徐々にシューターとしての地位を確立。特にマーベリックス2度目の加入となった昨季は、64試合で平均12.4得点、2.3リバウンド、1.9アシスト、3ポイント成功率45.2%(リーグ3位)という活躍を披露した。また、カリーはシクサーズのドック・リバース新HCの娘であるキャリー・リバースと2019年に結婚している。 マーベリックスに加入するリチャードソンは、2015年のNBAドラフト2巡目全体40位でマイアミ・ヒートに入団。持ち前の守備力を武器にチームの主力へと成長し、2019年のオフにジミー・バトラーらが絡むトレードでシクサーズへ移籍した。昨季も55試合で平均13.7得点、3.2リバウンド、2.9アシストとまずまずの活躍を見せたが、わずか1シーズンで再び新天地に移籍することとなった。 このトレードにより、シクサーズは昨季の課題だったアウトサイドシュートの人材を補強。一方のマーベリックスは、ペリメーターのディフェンスを強化し、エースのルカ・ドンチッチの負担を軽減することに成功した。

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