ニューヨーク・ニックスは、11月18日(日本時間19日)に行われるNBAドラフトの1巡目23位指名権をユタ・ジャズから獲得した。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。 レオン・ローズ新球団社長となり、初めてのドラフトを迎えるニックスは、指名前に動きを見せた。今ドラフトの1巡目27位、38位の指名権と引き換えに、ジャズが保有する同23位指名権とのトレードアップを成立させたという。 ニックスは、ジャズから2008年のドラフト2巡目44位で指名を受けたアンテ・トミッチ(現ホベントゥート)の交渉権も合わせて獲得したが、現在33歳のクロアチア出身センターはNBA入りする見込みはないと目されている。 昨年のドラフト1巡目3位で指名したRJ・バレットは、2019-20シーズンにレギュラーとして56試合に出場し、平均14.3得点、5.0リバウンド、2.6アシストをマークするも、チームは21勝45敗とカンファレンス12位に沈み、7年連続でプレイオフ進出を逃した。 1巡目8位と23位の指名権を持って、今ドラフトに挑むことになったニックス。獲得を狙っていたとされるクリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー→フェニックス・サンズ)を逃し、噂されていた大型司令塔ラメロ・ボールを指名する決断を下すのだろうか。さらなるトレードアップを含めた他チームとの駆け引きにも注目が集まる。