マイケル・ジョーダン「昨今のようなツイッター時代では、選手としてやっていけなかっただろう」

1990年代にシカゴ・ブルズで6度の優勝を経験したNBAのスーパーレジェンドで、現在シャーロット・ホーネッツのオーナーを務めるマイケル・ジョーダンが2017年に行った、葉巻専門サイト『Cigar Aficionado』とのロングインタビューの中で語った内容が話題となっている。10月15日にYoutubeで公開されたこのインタビュー動画は、現在(10月26日時点)までに119万回再生を超える大反響を呼んでいる。 葉巻の愛好者としても有名なジョーダンは、葉巻を片手にリラックスした様子で現代のNBAや趣味のゴルフ、ビジネス、そして人生について語ったが、『BasketballNews.com』のアレックス・ケネディー記者はジョーダンのプライバシーに関する考え方に注目。SNSの登場によってプライバシーが侵害されたゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズを引き合いに出したジョーダンの意見をケネディー記者は伝えている。 「私がNBAキャリアを終える頃に、タイガーは全盛期を迎えようとしていた。その頃と今の時代の違いは、ツイッターをはじめとするソーシャルメディアが普及しはじめたこと。それらは、個人のプライベートな時間や人間性を侵害するものだ。SNSを上手く活用して利益に繋げられる人もいるが、私はそういう人間ではない。そして、タイガーもそういう人間ではなかった。私は、昨今のようなツイッター時代では、選手としてやっていけなかっただろう。ツイッター時代では、私が望むようなプライバシーは確保できないし、誤解も受けやすい」 そしてジョーダンは、引退後にあまりインタビューを受けなくなったその理由として、自分のプライバシーと自由時間を大切にしたかったことを挙げた。 「私は自分の人生を自分らしく生きたかったんだ。私は、もうこれ以上人々から崇拝される必要は無いんだ」 NBAオールスター・ウィークエンドのように世界中から注目が集まるイベントで、ジョーダンが表舞台に出ることはほとんど無い。一部では、ジョーダンが「現役選手よりも自分が目立つのは良くないから」と思っているという説もあるが、もしかしたら自身のプライバシーを守りたいという思いが強かったのかもしれない。

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