10月19日(日本時間20日)、今年のドラフト全体1位指名権を持つミネソタ・ティンバーウルブズが、デイトン大のビッグマン、オビ・トッピンの指名を考慮していると報道された。『Bleacher Report』のジョナサン・ワッサーマン記者が、以下のようにリポートしている。 「関係者の情報によれば、ウルブズはトッピンを高く評価しているようだ。問題は、彼らにトッピンを全体1位で指名する意思があるのか、それともトレードダウン(指名権の順位を下げるトレード)を行った場合のみ、このビッグマンを指名するかだ」 今年のドラフトでは、ラメロ・ボール(イラワラ・ホークス/NBL)、アンソニー・エドワーズ(ジョージア大)、ジェームズ・ワイズマン(メンフィス大)の3人がトップ指名候補として挙げられている。しかし、ボールは不安定なシュート力とプロ意識、エドワーズは試合にインパクトを残せないプレイスタイル、ワイズマンは現代のNBAにおける伸び代、これらに関して複数のNBA関係者が疑問を抱いているとワッサーマン記者は伝え、そんななかで評価を挙げているのがトッピンだとした。 2019-20シーズン、トッピンは31試合で平均20.0得点、7.5リバウンド、3ポイント成功率39.0%を記録し、NCAAの最優秀選手に送られるジョン・ウッデン賞など数々のアウォードを獲得。身長206cmというサイズと高い身体能力を兼備し、外角シュートも苦にしないそのオフェンス能力はNBAでも通用するとされ、即戦力として多くのチームが関心を示しているという。22歳という年齢に加え、守備を苦手にするのがネックだが、「ストレッチ5、そしてフィニッシャーとしての能力は無視できない」というスカウトの情報をワッサーマン記者は伝えている。 ドラフト結果を予想するモックドラフトでは全体5位前後で指名されることが多いトッピンだが、果たしてウルブズはどのような決断を下すのか。NBAドラフト2020は、11月18日(同19日)に行われる予定だ。