ロサンゼルス・レイカーズは、10月2日(日本時間3日)に行われたマイアミ・ヒートとのNBAファイナル第2戦で124-114と勝利。シリーズ2連勝を飾り、2009-10シーズン以来の優勝に「あと2勝」と迫った。攻守でチームを牽引するアンソニー・デイビスは、フランチャイズの伝説的デュオであるシャキール・オニール&コービー・ブライアントに自身とレブロン・ジェームズを重ねた。 第1戦を116-98で完勝したレイカーズは、第2戦でもリードを許したのは立ち上がりの2回のみで、第1クォーター残り8分8秒に逆転して以降は試合を支配。ジェームズが両チーム最多の33得点、9リバウンド、9アシスト、デイビスも32得点、14リバウンドを挙げ、ゴラン・ゴラギッチとバム・アデバヨの主力2人を欠くヒートを圧倒した。
『NBA.com/Stats』によれば、第1戦でも34得点を挙げたデイビスは、ハル・グリアとリック・バリー(1967年)、マイケル・ジョーダン(1991年)、ケビン・デュラント(2012年)に次ぐ史上5人目となるファイナルデビューから2戦連続30得点をマーク。レイカーズの選手として、ファイナル2試合連続で最初の3クォーターだけで30得点を挙げたのは2002年のシャック以来で、2戦連続30得点以上も2010年のコービー以来の快挙となった。 また、2人のチームメイトが同時に30得点以上を記録するのは、レイカーズでは2002年のシャックとコービー以来のことだったが、ジェームズは第2戦後、2000~02年にレイカーズを3連覇に導いたこのデュオついて言及。そのコメントを『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が伝えている。 「コービー&シャックは俺がこれまでに見た中で最も支配的なデュオだった。シャックのパワー、コービーの優雅さ、攻守両面で支配的だった。俺とAD(デイビス)を含めた4人全員が勝利のメンタリティーを持っていると思う。こうして(偉大な)コービー&シャックについて話しているなんて信じられないよ」 一方でデイビスも、ジェームズとのコンビが機能していることに手ごたえを覗かせた。 「僕たちはどんな状況でも勝ちたいと思っている2人だ。勝利のためなら何でもする。同じくらい勝利を望み、すべてのゲームで試合を支配したいと思っている選手が2人いる時、今夜のように得点を重ね、リバウンドを取り、パスを回すことができる。これは凄くレアなことさ。彼(レブロン)がボールを握っているからコービー、僕がポストにいるからシャックだ」 このままヒート相手に圧倒的な戦いを見せ続け、2010年以来の優勝を果たせば、ジェームズ&デイビスもフランチャイズの歴史で語り継がれる名デュオとなりそうだ。