レイカーズ優勝の再現が目標!? 二枚看板の不仲説が付きまとう76ers、次期HCにタロン・ルー招聘へ動くワケ

今プレイオフの1回戦敗退直後にブレット・ブラウンHC(ヘッドコーチ)を解任したフィラデルフィア・76ersは、ロサンゼルス・クリッパーズのタロン・ルーAC(アシスタントコーチ)と次期HCに関する面談を行うようだ。『The Philadelphia Inquirer』のキース・ポンペイ記者が伝えている。 76ersは、ヒューストン・ロケッツを退任したばかりのマイク・ダントーニHCを候補と考えているようだが、ルーACも候補に挙がった背景にはチーム事情が関係しているという。それが二枚看板を担うジョエル・エンビードとベン・シモンズの不仲説だ。

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エンビードとシモンズの関係は表面化こそしていないものの、期待を大きく下回る結果となった今シーズンの不発の要因がチームケミストリーであることはたびたび懸念されてきた。 そこで76ersは、シャキール・オニールとコービー・ブライアントが犬猿の仲だったにもかかわらず、ロサンゼルス・レイカーズが優勝したことに目を付け、現役時代に2000年、2001年の優勝メンバーだったルーACに白羽の矢を立てたのではないかと、ポンペイ記者は指摘している。 チームケミストリーを優先して選手をトレードするのも一つの手だが、2014年のドラフト3位指名でキャリア平均23.9得点、11.5リバウンドをマークするエンビードと、2016年のドラフト全体1位指名で通算16.4得点、8.3リバウンド、8.0アシストを記録するシモンズという2人のオールスター選手に見合うトレード相手を見つけるのは容易ではない。そう考えると、選手からの信頼も厚いルーACは76ersの次期HCとして適任とも言えるかもしれない。 クリッパーズがドック・リバースHCの退任を発表し、ルーACがヘッドコーチに昇格する可能性も出てきたことが76ersとの面談にどう影響するのか、注目が集まる。

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